多くの作品が残ったカメラ
結果的にこのカメラは多くの作品を残しました。どこと言って際だった特徴があるわけでもない、なぜか分からないけれど結果的に出番の多かったそんなカメラってあります。気軽に使えて何処でも携えていける、座敷でビールを浴びたこともあるような、行楽地のベンチの角にぶつけたり、でも手元には多くの思い出となる写真を残してくれたそんなカメラ。私の捜しているのはきっとそんなカメラかも知れません。MinoltaのAutocordなんかそんなカメラでした。Planarの付いたローライの2.8Fも持っていましたがそれよりも軽くて、「壊れてもまあいいか」と気楽に持ち歩けて(結果的には壊れなかったですが)、はるかに出番が多く、結果多くの作品が残りました。多分これは、ローライフレックスの様に重くないこと、フレネルレンズの付いたすりガラスの像が以外とピント合わせもしやすく、またすりガラスだからか本当にそこに写真があるようで、フレーミングが楽しかったことなどが考えられます。中版ならではの緻密な描写、色載りもよく、正方画角も好き、取り回しも軽快、このカメラは今でも、私の好きな現役二眼レフです。ただ、コダックがもう5cmx5cmぐらいの小さなプリントをしてくれなくなり、最近はあまり使っていません。
Fujica HD-1も出番の多かった、結果たくさん作品の出来たカメラです。何よりも、小型で防水で、特にヨットをやっているころは(大昔の独身の頃です)、本当にラフに扱えて重宝しました。レンズも結構よく写ったと記憶してます。シャッターのカバーのゴムがねばってきて、最後には破れて使えなくなりました。壊れてしまうまで使ったカメラもめずらしい。なぜこんなに使い込んだか。実は、このカメラのフォルム/デザインが好きだったのです。フラッシュなしで本当に扱いやすいサイズ、軽さ、丈夫さ。フラッシュつけて、まあ、格好のいい。今でも、あれば使いたいカメラです。(後にNikonos IIを買いましたので水辺のシーンにHD-1がなくても不自由はしていません。Nikonos IIもフォルム/デザインが好きなカメラです。)
出番の多かったと言う意味ではMinolta Maxxum 3000iと28mm又は35mm-70mm F4(一番最初のやつ)もここに書かなくてはいけません。事実このカメラで撮った写真がわが家の家族写真アルバムに一番多く貼ってあります。でも、でも、それが気に入った”作品”かと言うと、うーん、押さえに撮ったシーンばかりで... 。しかし、3000iを選ぶときに当時、ひょっとしたら今でも、一番小型軽量のAF一眼レフだから選び、結果その小型さゆえに出番の多かったことも事実です。フラッシュはバウンスをしたくて4000AFを付けています。バウンス出来る小型のがあれば買いたいのですが、なかなか見あたりません。このカメラがここ8年ほどの常用押さえ用のカメラです。押すだけのカメラですが、確かにいい瞬間をとらえてくれます。
座敷でビールを浴びたりしたことはないので番外になるかも知れませんが、Leica M4-2と35mm Summicronも作品の多いカメラです。Leicaはこれまでボディー/レンズを取っ替え引っ替えしては試し撮りを繰り返し、その結果たくさんの写真が残ったのです。ボディーはIIIf, IIIG, M3, M4-2, CL, CLEそしてレンズは35mm Elmar F3.5, 35mm Summaron F3.5とF2.8, 35mm Summicron F2, 40mm SummicronC F2, 40mm Rokkor F2, 50mm Elmar F3.5, 50mm Elmar F2.8, 5cm Summarit F1.5, 50mm Summitar F2を試してみました。今はM4-2と35mm SummicronF2と50mm Elmar F2.8(SOOKY-Mを使っての接写が便利)が手元に残っています。M4-2は35mmのファインダーがついてホットシューの付いた機種として気に入っています。(本当は他のが高くて買えないだけ。)ここ6年ほど使い続けている35mm SummicronF2, 50mm Elmar F2.8はここ一番で私の信頼する、期待を裏切られないレンズで、気合いを入れて撮影する時の現役機です。日常にはあまり使ってないのが問題ですね。
こう見てみると私の場合よく使うカメラの条件は:
小型軽量で - 出張カバンの空いたところに入れる気を起こさせるような軽さ、
惜しげもなくラフに扱える - 万が一壊れても、失っても惜しくないと言う気持ちで使える、
又は写欲をそそられるいいレンズ描写の、
そんなカメラです。
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